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トゥヘル・ドルトムントの基本戦術

前任のクロップ監督からチームを引き継いだトゥヘル監督は、アジアツアーで 4-1-4-1 を一貫して採用した。
新指揮官が新シーズンのためにセットした基本戦術、コンセプトはどのようなものだろうか。


前線の 1+4 プレス



ビルドアップは2015年現在で重要視されている要素のひとつ。トゥヘル監督が 4-1-4-1 を貫く理由がここにある。

仮に対戦チームが 4-1-2-3 (4-3-3) で、二人のセンターバックにアンカーとキーパーを加えた四名でビルドアップする最新鋭の戦術を採っているとする。
ドルトムントのワントップは、相手のセンターバックに寄せる。するとパスコースを限定され、ボールはサイドへ展開されるか、動き直してパスを受けるアンカーへ渡るだろう。
アンカーにはセントラルMF二枚、サイドへ振られた場合にはサイドMFが寄せる。

ボールサイドへ追い込む



理解するべきは、横幅をコンパクトに保つことである。
1980年代後半に、サッキ監督率いるミランが縦幅をコンパクトに保ってプレッシングをかける戦術を確立して以来、最終ラインと最前線の距離を詰めることが常識となった。
サッキ監督は 4-4-2 によって、フィールドの横68mを四等分してバランス良く守ることで、当時ナポリに在籍していたマラドーナを抑えようとし、プレッシングフットボールは進化を遂げた。

現在も4バックで横を守ることが主流だが、横幅をコンパクトに保つことが重要視されつつあり、その様は第二次プレッシングフットボール革命とも言える。
これはクロップ監督やエンリケ監督といった、遠いサッカー先進国の話だけではなく、ザッケローニ監督が日本代表のために用意した戦術にも取り入れられていた。

敵陣にいるボールホルダーに素早いプレッシャーがかかれば、パスコースが限定される。
このスイッチを入れる役割を担うのが最前線のフォワードであり、限定されたパスコースに二列目の選手がポジションを取って、ボールの展開に合わせて圧力をかける。

つまり、ボールサイドに全体が寄せていくことで、ショートパスによるビルドアップを潰してしまおう、という算段である。
4-2-3-1 におけるファーストディフェンダーは「3+1=4枚」だが、トゥヘル・ドルトムントは 4-1-4-1 を採用して「4+1=5枚」とし、敵陣のアタッキングサードで守備に回った局面(ネガティヴ・トランジション)で数的同数を作ろうとしている。
そこでボールを奪えば、縦に速い展開によるショートカウンターによって敵ゴールを急襲する。


ロジカルなサイドアタック

一方、ドルトムントがポゼッションを握っている局面では、どのような崩しが考えられるのだろうか。
4-1-4-1 はしばしばウイング(インサイドフォワード)を置いた 4-1-2-3 に近い布陣となるが、このチームでは四名すべてが二列目と言える。



攻撃の手番を渡された際(ポジティヴ・トランジション)には、サイドMF=インサイドフォワードと考えられる。
図はアジアツアー第二戦で再三見られた形で、サイドMFが中へ絞ることで対戦チームのサイドバックが釣られ、ドルトムントのサイドバックがフリーになるというものだ。
特に川崎フロンターレは、トライアングルとポゼッションを重要視して 4-3-3 を採用していたため、サイドで1対2の数的不利を作られ苦労した。

対戦チームが完全にリトリートしたとしても、セントラルMF=トップ下の選手がボールを受けてゲームを作り、サイドMFが中へ絞る動きに合わせてパスを通し、そこで数秒のタメを作ってオーバーラップして来るサイドバックを使う。
当然、プレイメイカー役をこなすセントラルMFの選手はパスアンドゴーをかけ、サイドバックにボールが渡る段階においてはトップ下の選手となってボックス内へ侵入していくことになる。


2015/16シーズンのドルトムントは 4-1-4-1 固定?

敵陣のアタッキングサードで横幅をコンパクトに保ってプレッシャーをかけるためには、ビルドアップを徹底的に潰さなければならない。
4-2-3-1 で前線中央二枚とするよりも、4-1-4-1 で前線中央三枚としたほうが理にかなっており、ボールサイドへ追い込む際にトップ下が二枚いれば、一枚しか置かない 4-2-3-1 よりもカバーリングが円滑であることは明白だ。

従って、トゥヘル新監督は 4-1-4-1 を重用するものと思われる。
新体制で複数のオプションを使いこなすことは時間的に不可能であり、従来の4-2-3-1 に戻す時は、4-1-4-1 で結果が出ない状況かもしれない。
あるいは、格上のクラブと対戦する際に、どのようなアレンジを加えるのかは注目に値する。

香川のポジションは?

セントラルMFの左側で固定されるものと思われる。
前述の通り、トップ下としてファーストディフェンスを担い、パスアンドゴーでゴールを狙っていくタスクは、機敏な動きが得意な香川にフィットする。
トップにはオーバメヤン、左ワイドにはロイス、セントラルMFの一角にはギュンドアンが入ると思われるので、相性の良いロイス、縦パスを出して使ってくれるギュンドアンに挟まれる左セントラルMFが適当と考えられる。

このポジションにはムヒタリアンが在籍しており、熾烈なレギュラー争いとなる。
ただし、ヨーロッパリーグ、DFBポカール、ブンデスリーガを通じてローテーションが組まれるだろう。

| Match report | (C) 2013-2016 MrGokuraku  | TOP

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